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紅ミュージアム改装工事に伴う休館のお知らせ/常設展のご案内

伊勢半本店 紅ミュージアムは、常設展等の刷新を図るべく、館内の改装工事のため2019年8月5日(月)~11月1日(金)の間、休館いたします。
 
リニューアルオープンは11月2日(土)を予定しています。
 
伊勢半本店 紅ミュージアムは、江戸時代から続く紅屋である伊勢半本店が創業から守り続けている紅作りの「技」、そして江戸時代の化粧文化をご紹介するミュージアムです。
 

 
江戸時代、「口紅」と言えば紅花の赤色色素から作られた紅のこと。中でも器に塗り、乾いた時に玉虫色に輝く紅は良質の証として重宝されてきました。伊勢半本店は現在も職人が手作業でこの紅を作り続けています。
 

 
紅ミュージアムでは、今も使用している道具を間近にご覧いただき、どのように作られているのか解説しています。
 
紅のお試し点けもできますので、優しい色合いや肌触りをお楽しみください。
 
また、館内では江戸時代に実際に使用されていた化粧道具も展示しています。
 
女性の口元、目元を彩ってきた紅以外に、江戸の女性たちはどのようなお化粧を楽しんでいたのでしょうか。紅の「赤」の他に、眉、鉄漿(おはぐろ)の「黒」、白粉(おしろい)の「白」、この3色を巧みに使いこなしていました。
 
展示品だけ見ると、どのように使われていたのか分からない道具もありますが、解説を読むとふむふむなるほど…と当時の女性の美しさへの探求心や苦労が見えてきて面白いです。
 

 
こちらは白粉三段重。
 
下段に水を入れ、上段と中段に白粉と水を入れ溶き合わせ、刷毛や指を使って丁寧に肌に塗っていました。当時は水も貴重だったでしょうし、大切なものをしまっておきたい雰囲気です。
 
当時の白粉は鉛白が主流で、鉛中毒になり手足のしびれなどに苦しむ者もいたそうです。
 

 
こちらは板紅。江戸時代の携帯用のリップパレットです。
 
素材も意匠も様々で、たくさん並ぶと圧巻です。当時の女性はアクセサリー感覚で持ち歩いていたのでしょう。優雅で気品に溢れています。
 
ほんの一部ですが常設展示のご紹介でした。
 
 
現在の常設展示の内容をご覧いただけるのは残り2か月です。
 
是非、紅ミュージアムに足をお運びいただき、紅を知り、紅に触れ、今日まで培ってきた伝統の技と美麗な赤をご堪能ください。