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朝霞市博物館にて「くらしと文化の講座 化粧」を担当

朝霞市博物館にて「くらしと文化の講座 化粧」を担当


埼玉県朝霞市にある、朝霞市博物館にて開催された「くらしと文化の講座 化粧」にて、弊社学芸員が出張講座を行いました。
 
くらしとともにあった化粧の歴史や文化について、全4回のシリーズで学習する講座。そのうち第一回目と第二回目を担当させていただきました。
 
・第一回目:3/3 (土)
 
江戸のメイクは赤・白・黒 ―三色を極める女が美を制す―
 
江戸時代のお化粧は紅の「赤」、白粉の「白」、お歯黒や眉墨の「黒」、たった三色で彩られていました。なかでも唯一の有彩色・赤は女性の顔を華やかにする色として大事な一色であり、口紅以外にも頬紅、目弾き(アイシャドウ・アイライン)、爪紅(マニュキュア)にと多様されました。江戸時代の女性達がこの三色でどのようなお化粧を行っていたのか講演させていただきました。
 
・第二回目:3/10(土)
 
江戸美人の作り方 ―江戸化粧実演見学と紅点し体験
 
第一回目の講座を再現。江戸時代の化粧書や美容指南書をもとに、化粧デモンストレーションを実施しました。学芸員の解説とともに、実際にモデルの顔にメイクアップアーティストが施す、当時の化粧をご覧いただきました。また、ご希望の参加者の方には紅点しを体験いただきました。
 
両日ともに、受講者の皆様は大変熱心にお聞きくださり、江戸時代の化粧について学んでいただきました。