紅ブログ

みかわち焼 ~匠の技の継承~

みかわち焼 ~匠の技の継承~


2014/4/22(火)~6/1(日)
11:00~19:00(入館は閉館30分前まで) 入館無料
<休館日> 4/28(月) 5/7(水) 5/12(月) 5/19(月) 5/26(月)
<会場> 伊勢半本店 紅ミュージアム
 
長崎県「みかわち焼」の窯元では、
約400年もの間、代々受け継いで発展させてきた高度な技で、
現在もひとつひとつ繊細な器を作り続けています。
会期中は、器、香合、香炉などに加え、数量限定で
日本伝統の口紅「小町紅」とのコラボレーション紅器も販売いたします。
美しい形、凛とした色合いを、是非間近でご覧ください。
 
福本 幸(玉泉)
1965年生まれ。みかわち焼の「透かし彫り」の技法を継承し、香炉などを作っています。また、お客様のニーズに合わせ、一点ずつ注文を受けています。陶石や道具にもこだわり、型から手作りして、薄い磁器に小さな穴を彫っています。この展示に向けて新作を準備中です。

 
里見 寿隆(嘉久正窯)
1971年生まれ。古いみかわち焼の絵付けの特徴は、一枚の絵のように描くことでした。嘉久正窯は、「染付」の語源の通り、呉須絵の具を器に染め滲ませながら描く伝統的な技法で、写実的な絵柄を描いています。最近では、古典を学び蹈襲することが、新鮮な器を生み出す原動力となっており、白磁の器にも取り組んでいます。

 
中里 太陽(平戸洸祥団右ヱ門窯)
1977年生まれ。受け継いできた「菊花飾」技法の立体的な花の細工をはじめ、最近では立体的な絵柄を筆で描く「置き上げ」の技法も取り入れています。焼き上がるまでの形の変化を考慮しながらろくろをひいています。歴史あるみかわち焼400年の伝統を守りながらも、常に新しいもの作りに専念しています。
三川内焼陶磁器展 グランプリ賞 受賞。

 
<特別出品> 今村 隆光(光雲窯)
1949年生まれ。柔らかい土を付けた筆で立体的な絵柄を描く「置き上げ」の技法をみかわち焼に復活させ、時間をかけて鶴の羽まで立体的に表現しています。「染付」の絵柄は、表情豊かな鯨や龍、伝統柄である唐子や山水画を主に描いています。三川内焼伝統工芸士。
2013年には日展 入選と、卓越した技能者(現代の名工)として表彰、卓越技能章を授与されました。