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6/11(土)「七宝焼きワークショップ」~紅ミュージアムで作る七宝アクセサリー~を開催しました

6/11(土)「七宝焼きワークショップ」~紅ミュージアムで作る七宝アクセサリー~を開催しました


6月11日(土)、「七宝焼きワークショップ」~紅ミュージアムで作る七宝アクセサリー~を開催しました。
七宝作家の近藤健一さんを講師に迎え、七宝焼きでペンダント又はピアスのアクセサリーを制作しました。
 
デザインは、定番の丸・三角・四角のデザインに加え、本ワークショップオリジナルのコウモリと鳥のデザイン(どちらも、当館収蔵品の形や文様をモチーフとしたオリジナル!)の、計5種類から選ぶことができました。
いちばん人気はコウモリでした!
 

 
はじめに、ミュージアムスタッフが七宝焼きの歴史などの説明をし、その後、近藤先生にバトンタッチ。
 

 
金属の板にガラス質の釉薬をおき、高温で焼いたものが七宝焼き。
釉薬は、透明なもの、不透明なもの、どちらもたくさんの色を準備してくださいました。先生が、実際に釉薬をのせる作業を見せながら、作り方を説明してくれます。
 

 
説明が終わったら、いよいよ制作開始!
表面に釉薬をのせていきます。釉薬はたくさんの中から選べるので、デザインだけでなく、色も悩んでしまいます。使う色が決まったら、スプーンで少しだけすくい、薄めた糊と混ぜ、筆を使って慎重にのせていきます。
 

 
裏面には、あらかじめ黒色の釉薬が焼き付けられています。ペンダントの裏面には、金箔をのせることもできます。薄くて軽い金箔が飛ばないよう、息を潜めながら、薄めた糊を使って貼り付けていきます。
 

 
釉薬をのせ終わったら、電気炉の上で乾かします。乾く前に、急激に高温で焼いてしまうと、爆発してしまう恐れがあるそうです。
 

 
十分に乾いたら、電気炉の中に入れます。
七宝を焼く温度は750~800度。電気炉の扉を開けるだけで、たちまち熱気を感じます。
 

 
電気炉の扉にはのぞき穴がついていて、焼成の様子を見ることができます。
ガラス質の釉薬が溶けてきたら、焼き上がりまであと少し!
 

 
焼き上がったペンダントヘッドはこういう感じ。あれ? 確か赤色の釉薬をのせたんだけど・・・。
 

 
と思ったら、みるみる鮮やかな赤に色が変化。この色の変化は、特に赤に顕著だそうです。
制作した参加者さんもホッとひと安心。
 

 
完成しました!
こちらは、午前の回参加の皆様の作品。
 

 
こちらは、午後の回参加の皆様の作品。
同じ形のアクセサリーでも、デザインや色の使い方で、出来上がりの印象が全然違います。
 
今回のワークショップは、乾燥や、焼成の順番待ちなど、どうしても待機時間が生じてしまうので、スムーズに実施できるか心配していたのですが、その間にミュージアムの常設展示を見学していただき、アクセサリーのモチーフとなった資料探しをしたりと、楽しく過ごしていただけました。
また、参加者同士の会話も弾んでいて、制作のアイデアを交換し合ったりと、とても和やかな雰囲気に溢れたワークショップになりました。
 
参加者の皆様、ぜひ七宝アクセサリーをご愛用くださいね!
 
 
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