講座・イベント

中里 太陽・里見 寿隆・福本 幸・今村 隆光


「未来の匠」展―みかわち焼~匠の技の継承~

『みかわち焼~匠の技の継承~』併催企画。

三河内の地で活動する作家、中里太陽(平戸洸祥団右ヱ門窯)、里見寿隆(平戸嘉久正窯)、福本幸(玉泉窯)、今村隆光(光雲窯)とのコラボレーション。

伝統の陶技を重んじ真摯に伝承しつつ現在の感性を加味した作品を生み出している、技法や作風の異なる4名のみかわち焼ならではの繊細な細工、清々しい白、優しい青の色彩が美しい小町紅です。
 
写真(左上)中里太陽/ 平戸洸祥団右ヱ門窯、(右上)里見寿隆 / 嘉久正窯、
  (左下)福本幸 / 玉泉窯、(右下)今村隆光 / 光雲窯


中里 太陽(平戸洸祥団右ヱ門窯)
1977年、長崎県佐世保市三川内町生まれ。共栄学園短期大学社会福祉学科卒業、米国語学留学、オランダ陶磁器研修留学を経て、現在、平戸洸祥団右ェ門窯 18代目。2014年よりドイツなどヨーロッパの国際見本市に出展し、国内や海外を含め、積極的に活動する。 平戸菊花飾細工・平戸置き上げ細工を担当し、伝統技法に根差したものづくりに取り組む。  
里見 寿隆(平戸嘉久正窯)
1971年、平戸嘉久正窯(里見晴敏)の長男として佐世保市三川内町に生まれる。京都教育大学、京都府高等陶工技術専門校卒業後、平成6年4月から平成10年3月まで清水焼窯元高野昭阿弥従事。平成10年よりを平戸嘉久正窯従事、現在8代目として写実的な染付作品を生み出している。    
福本 幸(玉泉窯)
1965年生。
1987年5月より長崎県窯業技術センターに研修生として、1年半窯業の専門知識から製造までを教わる。現在、三川内焼の透かし彫りの技法を唯一継承し、香炉などを製作、また、お客様のニーズに合わせ一点ずつ注文を受けている。    
今村 隆光(光雲窯)〈特別出品〉
1949年生。
佐賀県立有田工業高等学校デザイン科卒業後、有田大手陶磁器メーカー勤務。主に山水画を描く。その間、三川内伝統産業会館轆轤教室にて研修。1988年に開窯。数々の展覧会に出品し、多くの受賞歴を持つ。2013年「卓越技能賞」、2019年経済産業大臣表彰。