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立原 位貫


日本を代表する木版画家・立原位貫氏とのコラボレーションにより誕生した文化的な魅力溢れる小町紅「ざくろ」。
シックな墨色の背景に、子孫繁栄の象徴である「ざくろ」が鮮やかな紅色で描かれています。
立原氏が下絵から彫り・摺り全工程を一人で行い、一枚一枚丁寧に仕上げた逸品です。


立原 位貫
1951年名古屋生。
1976年より浮世絵版画の制作・研究を開始。江戸当時の手法、絵の具、紙を独学で研究し、再現性の高い浮世絵の復刻やオリジナル作品を制作。海外の著名な博物館や美術館等の浮世絵の復刻、修復も多数手掛けるとともに、浮世絵版画の色材分析に関する論文を国際色彩学会にて、企業と共同で発表。
『色彩から歴史を読む』(ダイヤモンド社)共同執筆。連作「竹取物語」が江國香織氏の現代語訳を得て、古典物語絵本「竹取物語」(新潮社)として出版。夢枕獏、曽野綾子作品の表紙絵や挿絵を多数制作。
2009年国立歴史民俗博物館及びNHKの依頼により、歌川国芳の浮世絵「金神長五郎」を復刻。その記録が、ドキュメンタリー番組として放映される。
2010年自伝『一刀一絵』(ポプラ社)を出版。
その他、国内外の展示会にも多数出展。
2015年永眠。