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江戸の女性たちが競って求めた「寒中うし紅」

一年で最も品質がよいとされたのが、寒中に作られる紅「寒紅」です。
 
特に寒中の「丑の日」に作られる紅は薬効が高く「口中の虫を殺す」「唇の荒れに効果がある」とされ、江戸時代の女性達はこの時期に競って紅を買い求めました。当時の紅屋は「丑の日」に購入したお客様には、ノベルティとして牛の置物を配りました。この牛の置物に赤い座布団を敷き、神棚に供えて拝むとその一年は着物に不自由しないという言い伝えが広まり、さらなる人気を集めたようです。
 
伊勢半本店は、江戸時代より続く日本唯一の紅屋としてこの恒例行事を復活させ、毎年12月1日~1月末日までの間、小町紅に牛の置物をお付けして販売いたします。どうぞ、この機会お買い求めください。
 
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小町紅季ゐろ ¥12,600
付属品:小町紅、飾り座布団、牛の置物