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『モノコト進化論』取材風景

TBS「モノコト進化論」という番組の取材を受けました!
 
なんともうれしいことに「口紅の進化」というテーマ。江戸時代から続く口紅「小町紅」から始まり、昭和のリップスティックへの変遷、現在の多種多様な口紅やグロスへの進化を当社とグループ会社が保有する現物資料を中心に取材して頂きました。
 
まずはじめに、江戸の再現メイクと江戸時代の化粧道具類などの資料を撮影しました。当日は、現在企画展示でも取り上げている「当世美人合踊師匠(国立国会図書館所蔵)」という浮世絵をモデルに江戸時代のメイクを再現。モデルさんに地毛で日本髪を結ってもらいました。
これも、結髪の先生に浮世絵をお見せして、飾りなどは一部手作りして頂いたものです。
 

 
撮影時には、白粉を塗ったり、紅を点すといった段階ごとにメイクを中断して撮影に臨みました。照明が強く、モデルさんも段々と汗ばんでしまい、途中で手直ししながら進めました。
本当に、撮影の時のライトって明るいです!
 
浮世絵の撮影もしましたが、浮世絵はライトが大敵!
撮影クルーの方にお願いして素早く撮ってもらいました。
 
化粧道具なども、1点1点丁寧に撮影していただきました。
 
その後、昭和の口紅ということで、グループ会社である伊勢半が所蔵する「キスミー口紅」のポスターや昔の口紅を撮影。昭和初期の口紅の蓋を取ってみると、なんと中に当時の色がそのままに残っていて、驚くほど様々な色がありました。
 
それにしても、近年の口紅の進化はやはりすごいですね。
薄付きタイプの口紅から発色の良いもの、リキッドタイプの口紅に艶を与えるグロス。それはもう、宝石箱のようなきらめきです。パールやラメといった新基材により、様々な色だけでなく質感までも選べる時代になりました。
 
今も昔も、美しくなりたいという女性の気持ちに変わりはないようです。伊勢半本店の「紅」はたった一色ですが、点す方によって全く違った発色になります。また、現代のグロスと重ねても全く違ったニュアンスに。多色で遊ぶもよし、たった一色をいく通りにも楽しむもよし、女性って楽しいですね!