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「和しごとなりきり道場」に参加してきました

2017年6月18日(日)、実は紅ミュージアムスタッフは大忙しでした。
熊本で紅を紹介するスタッフとは別に、東京谷中の大雄寺にも出現です。
「和しごとなりきり道場」という企画に参加して、谷中・大雄寺にて紅屋のお仕事をご紹介してきました。
 
この「和しごとなりきり道場」は、次世代を担うこどもたちに日本の伝統文化の魅力や大切さを伝えることを目的に、和の仕事を体験してもらう機会を提供しています。
今回は私たち「紅屋」も含め8つの和しごとが参加しました。参加した小学生に、「紅屋」の仕事、紅職人の仕事を紹介し、紅の美しい発色を体験してもらいました。
 
まずはパネルにて紅花と紅について、そして紅の作り方についてご紹介。皆さんとても真剣なまなざしです。
 

 
続いて、紅職人のお仕事を一部再現。
紅餅という、紅花の花びらの塊から紅を抽出する過程です。
「うわぁ!」「くさい~!」とうれしい反応がいっぱいでした。
 

  
そして、お守り作り。
お札には、親御様からの生まれて初めてのプレゼントである自分の名前を書きました。
紅が乾くにつれて玉虫色に変化していく様子を少しでも実感できたでしょうか。
紅は昔から魔除けの力があると信じられてきました。
そんなこともお伝えしながら、かわいいお守りが次々完成していきました。
 

  
最後は紅点し体験です。
女の子はやっぱりお化粧をするのが楽しそうですね。
最初はドキドキ躊躇しながらも、慣れてくると唇、爪などいろいろなところに紅をつけて楽しみました。
男の子も目弾きにチャレンジ!なかなか凛々しく変身していました。
 

 
アンケートでは「将来紅屋になってみたいです」「紅のことをもっと友達に話してあげたいなと思いました。」など、うれしい言葉の数々を頂戴しました。
紅屋のお仕事を体験してもらう機会を提供する身ながら、こちらが元気と勇気をもらうという・・・。
最後の紅屋・伊勢半本店、もっともっとがんばります!の気分になりました。
 
「和しごとなりきり道場」を企画された「夢★らくざプロジェクト」様は、「夢」と「希望」という無限の可能性を秘めたこどもたちにさまざまなおしごと体験の機会を提供することで次世代への「夢★デザイン」を応援することを目的とし、活動されています。
今回は「和しごと」の企画でしたが、そのほかにも様々なお仕事を体験できる企画がありますので、小さなお子様のいらっしゃる方、ご興味がございましたらぜひ一度ご覧になってみてください。
 
 
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