ミュージアム講座「夏休みこども自由研究 紅ってなあに」を、7/30(金)と8/6(金)の2回に渡り、紅ミュージアムにて開催いたしました。
今回は港区の小学生3・4年生を対象に、紅について・紅のつくり方・紅を塗ってみよう・紅を食べてみよう、の4つのおはなしをいたしました。職人による紅づくり実演や、展示資料・写真パネルを用いて、お子様にも分かりやすい解説となるような工夫を交えた講座では、第1回・第2回ともに、お子様もお母様も真剣に耳・目を傾けて下さいました。
’紅のつくり方’では、現在日本に2名しかいない弊社の紅職人が、お猪口の紅刷きを実演いたしました。真っ赤な液状の紅が乾いていくと同時に、紅は玉虫色へと変わっていきます。この不思議な変化を、興味深くご覧いただきました。
’紅を塗ってみよう’では、憧れのお化粧をする喜びや緊張がありつつも、紅を塗った自分の姿に照れくさそうにするお子様や、嬉しそうな笑顔を浮かべるお子様など、とても微笑ましい和やかな時間となりました。小さな唇に紅を塗った姿はとても可愛らしく、一人ひとり紅の発色が違うことも楽しんでいただけた様子でした。
今回の講座は、江戸時代から続く「紅」を知り、驚き、楽しんでいただくための初めてのお子様向けの企画でした。ご参加いただいた皆さまのご意見・ご感想を参考に、更なる向上を目指して、今後も続けて参りたいと思います。
是非一度、お子様と一緒に紅ミュージアムにいらしてみませんか?